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簡単に!流れ星が光っている理由
流れ星が光るのは、「宇宙にただよう塵が、地球の大気にぶつかって発光するから」です。
塵?大気にぶつかって発光?もう少し、詳しく見ていきましょう!
光っているのは塵
流れ星で光っている物は、普段みなさんが見ている星ではないんです。
夜空に光る星は、恒星と呼ばれます。
恒星は、1番近いものでも、4光年(光が4年かけて移動する距離)以上離れています。
ものすごく遠いものが流れ星のように動いていたら……光速を超えてますね笑
では、流れ星では何が光っているのかというと、宇宙をただよう塵や小天体です。
この塵や小天体が、地球の大気にぶつかることで発光しています。
しかし、直径は、0.1mm〜数センチ程度と言われています。
光るのは、上空100kmです。
だいたい、富士山→スカイツリー間に相当します。
塵が小天体が燃えたとしても、光が小さすぎて見えないのではないでしょうか?
塵や大気がプラズマ化して光っている
流れ星は、塵や小天体がただ燃えているのが見えているわけではありません。
塵や小天体は秒速数km~数10kmというものすごい速さで地球の大気にぶつかります。
すると、エネルギーがとても大きいため塵や大気がプラズマ化します。
プラズマとは何かというと、物質はエネルギーを加えると、固体→液体→気体と状態変化しますが、その先、エネルギーがとても大きいと、分子は電離します。
この分子が電離した状態がプラズマです。
プラズマはものすごく大きなエネルギーを持っているので、分子の状態に戻るときに、そのエネルギーを光として出します。
これこそが、流れ星が光る理由です。
つまり、流れを整理すると、
小さな塵がものすごい速さで大気にぶつかる。
↓
塵や大気がプラズマ化する。
↓
プラズマから気体などにもどるときに発光する。
と言った感じです!
ではここで、なぜ流れ星は毎年同じ時期に見えるのでしょうか?
流れ星が毎年同じ時期に見える理由
流れ星が毎年同じ時期に見えるのは、地球が公転する軌道上に、塵が多く集まっている場所があるからです。
なぜそんな場所があるのかというと、彗星が塵を置いていくからです。
彗星が通った後に、その軌道に地球が突っ込むことで、多くの塵が大気にぶつかることとなります。
塵の多い帯に1年に1回ずつぶつかるから、毎年同じ時期に見えるというわけです!
まとめ
流れ星は、小さな塵がものすごい速さで大気にぶつかり、それによって塵や大気がプラズマ化、プラズマから気体などにもどるときに発光するのが見えたもの。
毎年同じ時期に見えるのは、塵は彗星が置いていったものだから。