メントスコーラの原理をわかりやすく解説してみた!

「メントスコーラ」みなさんYouTubeなどで見たことがあるのではないでしょうか?

簡単にできて、迫力があるので面白いですよね!

ここで、なぜコーラが吹き出すのか、泡が発生するからだっていうのはなんとなく分かっても、なんで泡が発生するのか不思議ですよね。

今回は、メントスコーラがなぜ起こるのか、その原理アニメーションを使って分かりやすく解説してみました。

動画で解説

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簡単に!メントスコーラが起こる理由

メントスコーラが起こるのは、「表面張力が弱まり、溶けていた二酸化炭素が気体となって現れるから」です。

 

ではここからはもっと詳しく、表面張力とメントスコーラ の関係について見ていきたいと思います!

 

表面張力とは?

表面張力は、水の分子がお互いを引き合うことで生まれる力です。

どのようにはたらくかというと、液体の表面積ができるだけ小さくなるように働きます。

水滴をよく見てみると、球形になっているのも、実は表面張力によって、できるだけ表面積を小さくしようとしているからです。

 

では、この表面張力がどのようにメントスコーラに関わってくるのでしょうか?

 

表面張力とメントスコーラの関係

そもそも、コーラ(炭酸飲料全般)には、二酸化炭素が溶けています。

二酸化炭素は水に溶けにくい物質ですが、圧力をかけることによって、無理矢理溶け込ませています。

つまり、二酸化炭素は水中から常に逃げ出したい状態なんです。

 

じゃあ、ペットボトルのふたを開ければ圧力がなくなって二酸化炭素は逃げ出せる…言いたいところですが、実は、それを妨げている力があるんです。

それこそが、表面張力です。

先ほど言ったように、表面張力は、液体の表面積を小さくしようとします。

気泡ができると、そこに液体の表面ができることになって、表面積が増えてしまうので、気泡が出てこないように力がはたらいている、というわけです!

 

それでは、表面張力によっておさえ込まれている二酸化炭素は、メントスによってなぜ出てくるのでしょうか?

 

メントスが表面張力を弱める!

実は、メントスが表面張力を弱めているんです!

その秘密は、大きく2つ。

 

① 表面の細かな凹凸

メントスの表面は、とても細かい凹凸があります。

この凹凸で気泡が作られようとするとき、多くの部分が液体との表面ではなくなります。

つまり、表面張力をあまり受けずに済むというわけです。

ガラスのコップや氷の表面で気泡が現れるのも、実は同じ理由です。

 

 

② メントスの成分

メントスの成分には、界面活性剤としてはたらく物質が含まれています。

界面活性剤の代表格といえば、洗剤ですね。

この界面活性剤には、表面張力を弱くするというはたらきがあるため、気泡をおさえこむ力が小さくなります。

まとめ

コーラには圧力によって二酸化炭素が溶け込まされていて、表面張力によって気泡ができないようになっている。

メントスには、表面の細かな凹凸や、含まれる成分によって、表面張力を弱めるはたらきがあり、コーラに入れることでメントスコーラが起こる。

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