みなさんこんにちは、リクトです。
いやー暑い。
全国的に真夏日を記録するところも多くなってきて、本当に毎日暑いですよね。
そんな中、皆さんは接触冷感の機能がある物、使っているでしょうか。
寝具とかインナーなんかに使われてたりして、触るとひやっとしますよね。
でも、よく考えてみると、他の物と同じ場所に置いてあるのに、それだけ冷たいっておかしいと思いませんか?
同じ気温の場所にあれば、同じ温度になってそうですよね。
では、今回は、接触冷感がなぜ冷たく感じるのか、見ていきたいと思います。
熱の伝わり方
ポイントになってくるのは、熱の伝わり方です。
実は、物質によって熱の伝わり方が異なります。
どういうことかというと、例えば、気温30度っていったら、これなかなか暑いですよね。
では、同じ30℃でも、水温30度だとどうでしょうか?
水温30度のお風呂を想像すると、ぬるいって感じますよね。
こんな風に、同じ温度でも、感じ方が異なるわけです。
では、これはなぜなのか、それぞれの熱の伝わり方のイメージを見てみましょう。
空気には、水よりも熱を伝えにくい性質があります。
なので、身体の熱は、周りの空気に伝わりますが、からだの周りからなかなか逃げていきません。
そうすると、からだが暖かい空気の膜におおわれているような状態になって、とても暑く感じます。
それに対して水は、空気よりも熱を伝えやすい性質を持っています。
そのため、30度の水中では、からだの熱がどんどんお風呂のお湯全体に逃げて行って、ぬるく感じます。
フライパンなんかも、金属でできていますが、一か所を熱しても、食材全体に熱がどんどん伝わりますよね。
これは、金属は熱を伝えやすい性質があるからです。
こんな風に、物質によって熱の伝わり方が異なるから、同じ温度でも、触ったときに熱く感じたり、冷たく感じたりするわけです。
接触冷感はなぜ冷たく感じるのか?
では最後に、接触冷感の話にもどりますが、もうお察しの通り、接触冷感の機能がある物には、熱を伝えやすい素材が使われています。
そのため、触ったときに熱が伝わって、熱が空気中に逃げやすくなっているわけです。
というわけで、接触冷感の秘密は、物質によって熱の伝わり方が異なるというところにありました。
接触冷感は、他にも、繊維中に水分を多く含むことや、触った時に少し硬く感じることも、冷たく感じることに影響していたり、生地内の水分を素早く吸収・拡散して気化熱を奪うといったものもあるそうです。
接触冷感をうまく使って暑い夏を快適に乗り切りましょう。